saketoon2005-12-21

  • 深夜の訪問者

深夜3;00頃、もの凄い叫び声で目が覚めた。
ドアに目を向けると、長身の男が立っている。
僕のベットはドアから一番近く、消灯している為、
(てか入口からは僕のベットしか見えない)
逆光で男のシルエットだけが浮かび上がっている。


男は何故か素っ裸。手には酒瓶のような物を持っている。
そして静まり返ったホステル内で何かを叫び続けている。
部屋全体が震える位の大声で。
辺り構わず殴る、蹴る、叫ぶ、そして酒を呑む。


これはちょっと尋常じゃないよね。
当然薄目を開けながら布団の中で身構える。
男が襲ってきても防御できるように。
でも男は襲っては来ず、部屋を出たり入ったり、
或いは他の部屋で同様の事を繰り返している。


結局「コト」が収まったのは明け方で、
その後、公安は来るは、同室の赤ん坊は泣きだすはで
大変だった。勿論、僕は既にバッチリ覚醒している。
北京最終日だって言うのに。。。。


このように中国では望まなくとも様々な「事件」が
向こうからやってきてくれます。
今じゃ同室の日本人と爆笑しながら話してるけど、
その時は本当に恐怖を感じたのですよ。本当だよ。


後日談
⇒ 男の正体は朝鮮族の金さんでした。日本語少し話すし、
割と頼りにしてたのだけど、こんなに酒癖悪いとは。。。
金さんに何があったのかは敢えて聞かなかったし、
「辛い事」や「耐え難い事」があったら何らかの「逃げ道」を作るのは
同じ人間として当然だと思うけど、その「逃げ道」に篭り過ぎて、
迷子になってしまうのは、個人的にはどうかと思う。
何があったのかは知らないけどさ。


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そんな訳で、洛陽行って、「少林寺拳法」 習ってきます。
チャオ