saketoon2006-04-30

上海へ。硬座で約20時間の旅。


もう二度と乗るまいと心に決めた硬座席だが、
連休中どこも席不足の御様子で。仕方なしに。
(これだって一週間前に予約しての事だけど)


まぁ、とにかく硬座の旅です。
なんていったってバケーションじゃないか。
そうだ、やっと上海に行けるんじゃないか。
レイバックして移動を楽しもうじゃないか。


甘い。そんな甘さは列車に乗り込む時点で掻き消される羽目に。
乗車率300%位の中国人が硬座車両に乗り込んでいるのです。
瞬時に様々なイメージが頭に浮かんでは消える。
「カオス」?
アナーキー」?
デカダン」?
「ドリフ」?


一時間後、既に泣きが入ります。


二時間後、体のあちこちが痛み出します


三時間後、貧乏揺すりが止まらなくなります。


四時間後、独り言も止まらなくなります。


五時間後、立派な一中国人に生まれ変わります。


大量の向日葵の種殻と、
カップラーメンの残り汁と、
タバコの煙と痰唾と、
無意味に大声の中国語に・・・



優しく包まれて